県の東京事務所が、首都圏のマスコミの担当者など200あまりの宛先に対して、ほかの受信者のメールアドレスを閲覧できる状態のまま誤ってメールを送信していたことがわかりました。

県によりますと15日夜、県の東京事務所の職員が、首都圏の新聞や雑誌、テレビの担当者など202の宛先に対して県の魅力をPRするリリースをメールで送信しました。
その際、本来はほかの宛先のアドレスが見られないようにするBccを使用しなければならないにもかかわらず、ほかの宛先のメールアドレスが閲覧できる状態で誤って送信したということです。
職員が、「Bcc」の欄ではなく通常の「宛先」の欄にアドレスを入力したのが原因で、県は送信先に謝罪するとともにメールの削除を依頼したということです。
県は今後、メールを送信する前に送信画面を印刷して上司にチェックしてもらうほか、送信時には2人以上で目視による確認を徹底するとしています。
県の東京事務所は「関係者の皆様にご迷惑をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます。今後、再発防止に努めます」としています。NHK NEWS WEB

再発防止策として、「上司にチェックしてもらう」、「送信時には2人以上でチェックする」では(人がすることなので)完全には防げない。こういう問題を完全に防ぐには、メーラーソフトを改造して、「宛先(TO)(CC)には1つのアドレスしか入力できなくする」、もしくは、「宛先(TO)(CC)に複数アドレスの入力時には警告メッセージを表示して、送信できなくする」などの対策が必要ではないか。使いにくくなるが。