「コラニー」から「YCC」 山梨県民文化ホールが名称変更

20181208
県立県民文化ホール
 山梨県は7日、「コラニー文化ホール」として親しまれてきた県立県民文化ホール(甲府市寿町)の名称を、来年4月1日から「YCC県民文化ホール」に変更すると発表した。ネーミングライツ(命名権)に応募した2社から、情報処理サービスのワイ・シー・シー(YCC、甲府市飯田)に決定した。契約期間は5年。

 昭和57年11月に開設された同ホールは、演劇や舞台公演、コンサートが行われる大ホール(1989席)と小ホール(700席)などがある。

 県は平成23年度にネーミングライツを初導入。ジュエリー製造販売のコラニー(甲府市丸の内)が初代スポンサーとなり、5年契約を結んだ。28年度に3年の契約を更新。来年3月末に契約期間が終わる。

 新スポンサーの公募には2社が応募し、YCCに決まった。年間のスポンサー料は1千万円で、5年契約となる。

 同社によると、創業は昭和41年5月。自治体、医療機関、企業向けのICT(情報通信技術)システムなどを手がけている。グループ会社を含む従業員数は約200人。昨年度の年商は約27億円。

 スポンサーに名乗りを上げた理由について、同社は「自社のイメージアップだけでなく、県民にICTへの理解を促進する一助になれば、との思いで決めた」(総務部)としている。
産経ニュース