20190628
富士山は、週明けの来月1日に山梨県側で山開きを迎え、およそ2か月間の夏山シーズンに突入します。 今シーズンは、山頂付近で広い範囲に渡って石積みが崩れて登山道を覆っているため、当面、8合5しゃくまでしか登山できなくなっています。

山梨と静岡両県にまたがる富士山は、週明けの来月1日に山梨県側で山開きを迎え、9月10日までのおよそ2か月間、国内外から多くの登山者が訪れます。
山開き当日は、5合目にある神社で開山を祝う伝統の神事や6合目で富士吉田市が運営する安全指導センターの開所式が行われるほか、環境保全や安全対策に役立てるために登山者から任意で1人1000円集める保全協力金の徴収も始まります。
一方、山頂付近では石積みが崩れ登山道を覆っていてこれを取り除く工事が進められていますが、天候が不安定なことなどから、復旧のめどは明らかになっていません。
このため当面は8合5しゃくまでしか登れないことがすでに決まっていて、山梨県は、ホームページなどを通して山頂まで登れないことを周知するとともに、8合5しゃくにバリケードを設置して下山を促すことにしています。
山梨県は、「工事中は落石の危険性が高まっているため、規制区間には絶対に立ち入らないでほしい。早期開通を目指して対応していきたい」と話しています。
NHK NEWS WEB