中部横断自動車道 静岡~山梨 8月29日に全線開通へ 国土交通省
国土交通省などは、一部で工事が難航していた中部横断自動車道の静岡と山梨を結ぶ区間について、8月29日に全線で開通すると発表しました。
中部横断自動車道は、静岡市の新清水ジャンクションを起点に、山梨県甲斐市を経由して長野県に至る高速道路です。
静岡と山梨をつなぐ区間、74.3キロは当初、平成29年度中に全線開通する予定でしたが、地盤の影響などから一部の区間で工事が難航し、いずれも山梨県内にある南部インターチェンジと下部温泉早川インターチェンジの間の13.2キロでは現在も工事が続いています。
この区間について、国土交通省などは21日に、路面の舗装工事などは順調に進んだとして、8月29日午後4時に開通すると発表しました。
当初の予定よりも4年遅れの全線開通となることについて、国土交通省甲府河川国道事務所は「難工事で開通が遅れてしまったことは申し訳なく思っている。全線開通まで残りの工事を安全にやり遂げたい」としています。
山梨県の長崎知事は「山梨県民にとって、長年待ち望んでいた道路で、喜ばしいかぎりだ。県としても開通効果を最大限発揮すべく、静岡県や沿線市町と連携しながら地域の取り組みを進める」とコメントしています。